何気なく立ち寄ったお店で見つけたガジュマルの鉢植え。
買い物中も何だか気になって、気になって…
で、結局連れて帰ってきたガジュマルさん。
ふくちゃん、仲良くしてくれるかなぁ?
葉っぱをムシャムシャ食べたりしないかなぁ?
てか、それ以前に猫にとって有害な植物じゃないよね?
勢いで購入したは良いが、何だいろいろと心配になりながら家路に着いた。
そして帰宅後、いの一番にGoogle先生に教えを乞う。
ガジュマルが猫にとって安全な物であるのか、また毒性はないのかを確認する。
ざっくり調べたところ、とりあえずは大丈夫そう。
猫にとって無害であることにホッとした。
そして葉の形も丸く毛玉吐きとして猫が好む形状とは異なるので食べる心配もなさそうだ。
ひと安心したところで、ふくちゃんが昼寝をしてる間にガジュマルさんをセッティング。
より愛着を持つために「ガジュマルコ」と命名した。
まんまるフクコとガジュマルコ。
丸いもの同士で素敵なコンビだわ♡
そんなことを考えてるうちに、何やらいつもと違う気配を感じたふくちゃんが起床。
「おやおや、それは何だい?」ってな具合に興味津々でガジュマルに近づくふくちゃん。
「こちら新しい仲間のガジュマル子さん。仲良くしてあげてや〜!」
なんて言ってる間にあれよあれよと、ふくちゃんチェックが入る。
もうね、しつこいくらいにスンスンと匂いを嗅ぎまくる。
あんまりグイグイ攻めないで〜、ガジュマルコさんビックリしちゃうから!
ガジュマルコの葉っぱがふくちゃんの圧で捥げるんじゃないかとヒヤヒヤしながら見守る。
スンスン、スンスン……スンスンスンスン。
これでもかってくらい、ありとあらゆる角度からガジュマルコのことをにおぎ倒し観察する。
幸いにも葉っぱをムシャムシャ噛みちぎることもなさそうで良かった。
そんなに執拗に隅から隅まで観察されるガジュマルコのことを見てると私の頭の中でふいに「渡る世間は鬼ばかり」のオープニングソングが流れ出した。
ピン子の一挙手一投足が気に食わずいちいち、いちゃもんつける赤木春恵のように見えてくる。
ガジュマルコ(嫁)VSフクコの攻防戦だ。
うるさい姑(ふく)がいる家に嫁ぎ、やることなす事ケチをつけれらる嫁(ガジュマルコ)を見てるようで、なんだか不憫になってくる。
ふくちゃん、もうやめてあげて〜堪忍したって〜!!
そして散々におぎ倒した結果、飽きたのか納得したのか急にウトウトするふくちゃん。
多分、ガジュマルコのことを気に入ったんやろうね♡
お昼寝から目覚めた後は夕日を浴びながらガジュマルコと仲良く外を眺める。
まるで気心しれた昔からの親友と穏やかな時間を過ごす様に…
一時はどうなることかと思った、ふくちゃんとガジュマルコの相性も良さそうだと分かり飼い主はホッと胸をなで下ろしました。
寒い冬も終わり、いよいよ春がやってくる。
ポカポカ陽気の中、窓際でゴロゴロうたた寝ができる楽しい季節の到来。
お日様を浴び、良い塩梅に干されたふくちゃんの体からは甘い甘い香りがする。
ふくちゃんの甘い甘いメープルの匂いが大好きな飼い主にも嬉しい季節がやってくる。
今年は仲良く光合成できるお友達ができて良かったね!