猫の健康日誌①〜もしもの時に備えて記録って大切〜

季節の変わり目は猫も体調を崩しやすい。
ふくちゃんも、なんとなく調子が悪いのかな?って思うことがたまにある。
思う?ってのは、ご飯を食べた途端に元気になるから。
どうやら、お腹が空いてて元気が出かったり、テンションが上がらないってことあるらしい。
そこら辺は猫も人間も同じらしい。
それにしても空腹のために省エネモードで生きている時の姿ってのは、どこかションボリして見える。

空腹のため省エネモードのふくちゃん。少し、しよんぼりして見える

虚ろな目をして、大人しくジッと動かない

おや、元気がない?ひょっとして具合悪い?

心なしかションボリして見える

えっ!?マジで体調悪いんやろか…どうもない?病院行く?

とりあえず大好きなおやつで気を引いてみる

シャキーン!!
あれ?急にやる気スイッチが入った!?

「やっほーい!!おやつだ、おやつだ♡」
ふくちゃんのテンション爆上がり

げっ、元気やん…(汗)
でも良かった〜!!ふくちゃーーーん♡
ムツゴロウさん然り、頭をワシャワシャ撫で回す。

飼い主、超ウザい…(ふくちゃんの顔がそう語ってる)

ホンマ、堪忍して欲しいわぁ…

一連の流れを再現するとだいたいこんな感じ。
飼い主が過度に気にしては心配しまくり、毎度この件を繰り返している。
お腹が満たされ通常運転に戻り、毛繕いしてる姿を眺めながらホッと胸を撫で下ろす。
結果、取り越し苦労で終わるパターンの方が圧倒的に多いけど、健康に毎日過ごせるありがたさに気付く。
と同時に、改めて健康について考える良い機会にもなるのだ。

「何でもないようなことが幸せだったと思う〜」って昔、高橋ジョージが唄ってたけど、ホントにその通り。
何でもない日々が続くよう、ふくちゃんの健康は家族一丸となり守らなくてはならないのだ。

目の周りが汚れてたりショボショボしてる時は目薬をさし、エリカラを装着する。
やたらと鼻くちょが主張している時は、鼻くちょを取り様子を見る。
子猫の頃から左耳だけ汚れてカイカイになるので、定期的に耳掃除をする。
ストルバイトが出やすいタイプなので、病院へ行く時は採尿して持って行く。

その甲斐あってか小さな不調は起これど、今のところ健康には比較的、恵まれているのでありがたい。
全くもって、ふくちゃんは親孝行ならぬ飼い主孝行な子だ。

そんな健康優良児のふくちゃんだけど夏のはじめ頃、お腹の調子が少し悪い時があった。
あっ、ここから先はう○ちょのお話しになるから、食事中の人はご注意を…

めっちゃカメラ目線でトイレに入室する(参考:トレッタから届く画像)

ある日のころ、トイレのフチに血が付着していた。
発見した時、それはそれはギョッとした。
慌ててトイレの中を確認すると便にも血が付着しているではないの!
一瞬、切れ痔にでもなったのかと思ったけれど、それにしては粘膜も混じってるし血の量も多い気がする。
てか、そもそも猫の世界でも切れ痔ってあるんだろうか!?
時計を見ると、ちょうど午前診が終わる頃だったので、病院へは夕方に病院へ行くことにしたのだけれど心配…
とりあえず写真を数枚撮り、ブツを保管しておく。
そんな飼い主を尻目にお昼ご飯はまだですかね?なんて催促しにくるふくちゃん。
食欲はあるようなので、凄く体調が悪いとかではないのだろうけど…

夕方、昼寝してるふくちゃんを華麗に捕獲し昼間のうちに袋に入れておいたブツを片手に病院へ。


漬物石に擬態するふくちゃんをカバンから引っ張り出し、診察台に乗せながら先生に一連の流れを説明する。
そして検便の結果、便の中に血が混じってるわけじゃなく、表面の一部分に付着してるそうだ。
細菌が混じってるわけでもなさそうだったので、ひとまずホッとした。
軽い腸炎を起こしているのか、便が少し硬くて出す時に肛門付近が傷ついたのか?
はたまた、いつもと違うご飯を与えたとか、季節の変わり目やストレスなども原因かもしれないと。
しばらく薬を飲んで経過観察することになった。

これが続くようなら詳しく調べた方がよいが、現段階ではカラダへの負担が大きいので積極的には進めないと…
確かに検査となれば、下剤を入れて腸の中を空っぽにしないといけないし、全身麻酔も必要になる。

今後、歳を重ねていく中で何があるか分からない。
この先、大きな病気に罹り全身麻酔をせざるを得ないことがあるかもしれない。
人間でも全身麻酔は負担になるのに、小さなカラダの動物にとっては相当な負担になることだろう。
ふくちゃんの猫生の中でカラダに負担になるようなことは最小限で済ませたい。

避妊手術後、catと書かれたレンタルしたエリカラから哀愁が漂っている。

今回の場合、前回の時よりも体重が若干増量していることから考えて重大な疾患ではないように思うとのこと。
もし何か病気が隠れてるようなら短期間の間に痩せていくはずだと…
確か前回の病院は半月程前で健康診断へ来た時。
その時から体重が0.1kg増量していた(汗)

確かに、便に血が付着していること以外は非常に元気なのだ。
昼食後には階段を駆け上ってたし、ご飯だって美味しくいただけてる。
先生が仰る通り丸さに磨きも掛かり、体重は右肩上がりで景気が良い(太りすぎ!?)

今回が初めてですか?
と聞かれ、少し前にもごく少量だが猫砂に血が付着していたことを思い出す。
でも、いつの出来事だったか思い出せない。
その時に食べたご飯やおやつ、些細な変化の有無などは時間の経過とともにすっかり忘れてしまう。
先生には、漠然とした情報しか伝えることができず困ってしまった。

そこで、メモを取っておくといいですよと先生は仰ってた。
それによって体調の変化も把握しやすいし、カラダに合わない食べ物も発見することができるかもしれない。
何より病院に行った時、明確に状態を伝えることができる。
治療をするうえで何かしらヒントにもなるだろうし、役立つこともあるだろう。

と言う訳で、その日は抗生剤と整腸剤をもらい、食事も摂生して様子をみることになった。
メモも取ってみてくださいねと言われたので、飼い主頑張ります!
とりあえず今回は大事には至らなかったので一安心。
しかしそれと同時に、命に関わるような怖い疾患の話も聞きドキドキしたのも事実です…

今回は健康日誌を付けるに至った経緯を長々と語ってしまいました。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
次回は「飼い主、健康日誌を付けるの巻」です。

追伸…
「お尻が少し汚れてるね〜。ポッチャリさんやし自分で綺麗にするのが難しいのかも。」
って、太ってておちりの手入れが出来ないと勘違いされてしまった(汗)
先生!!
違うねん…ふくちゃんの名誉にかけて、これだけは言っておきます!
飼い主の動揺にビックリしてし、今日はたまたま、おちりの手入れが手抜きになってしまっただけなの…
いつもは、しつこいくらいにキレイ、キレイしてますからね(笑)
そして、ふくちゃんのおちりチェックを怠った飼い主は猛省したのでした。

おちりだけじゃなく胸毛だってキレイキレイしちゃいますよ!
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