猫鍋ジャンボとぽっちゃり猫

急激に暑さが増した今年。
我が家では空前絶後の猫鍋フィーバーが起きている。

我が家の猫鍋カフェが繁盛しだすのは、だいたい子どもたちが夏休みをを迎える辺り。
7月終わり頃から人気が徐々に加速し始め、秋も深まり暖かい布団に包まって眠りたいなぁ…
そんな風に思い始める頃、ようやく猫鍋カフェからハンモックカフェへと店舗の業態をシフトさせるのが通例なのだ。

しかーーーし!今年の夏はいつもと少し違う様子。
どうやら7月初めの梅雨明け宣言と入れ替わる形で、我が家では猫鍋カフェ宣言が発表されたらしい。
それ以降、来る日も来る日も猫鍋に吸い込まれていくふくちゃんの後ろ姿を目撃する。
『あれ?私ってば猫鍋にまたたびでも擦り込んだっけ?』
猫鍋に向かってポテポテと歩いて行く後ろ姿を見てるとそんな錯覚を起こしてしまう。
手慣れた感じでヌルっと入り、くるりと回転しながら身体を丸め、みっちりと収まる。
猫鍋の程よい冷たさを感じながら、うっとりした表情で至福の時を過ごすふくちゃんの姿。
それはまさに飼い主にとっては、このうえない癒しの光景なのです。

あわせて読みたい
猫鍋はじめました!2022 「今日は夏日になります。熱中症には十分にご注意下さい。」天気予報ではキャスターが毎朝、呪文の様に唱えている。 確かに暑い…ついこの間まで、寒い寒いと連呼してた...

もはや猫鍋とふくちゃんは一心同体。
シンデレラフィットとは、まさにコレよ、コレ。
収納上手な人も羨むほど、身体をまぁるくして隙間なくキッチリ収まる。
それはまさに猫鍋界のトップアスリートにしかできない匠の技。
きっと全日本猫鍋選手権でもトップクラスに君臨する選ばれし猫にしか出来ない。
そんな華麗なる猫鍋さばきを飼い主に惜しみなく披露してくれる我が家のエンターテイナー。
夏が来るたび練習に練習を重ね数々の技を習得している姿には心を打たれるものがある。
シンデレラフィットもアゴ乗せも、幸せ寝までも…顔芸だって凄いんだから!!
何なら、ぽっちゃりお太りさまの体型を維持し続けているのは猫鍋のためなのかも…!?
それは愛してやまない猫鍋と、より一心同体になるためなんだ。
うん、きっとそうなんだ…(だから、太ってのはしょうがない)

これぞまさにシンデレラフィット!!

そんな訳で我が家の猫鍋カフェ、今年の夏は一段と大繁盛!!
私が見てる限り玄関前の廊下にある2号店が今のところ一番フィーバーしております。
ヘタしたら一晩そこで過ごすことがあるほどのご贔屓店舗。
次いで2階にある3号店。
晩ご飯を食べ終えた後は必ずと言っていいほど立ち寄りたくなる。
誰にも邪魔されず、のんびりしたい時に通う言わば癒しの隠れ家的スポット。

ちなみに私の部屋にある本店はと言うと……
残念なことに今年はあまり人気がない赤字店舗と化しております(汗)
でもね、これには理由があるのね(言い訳とも言う)
なんせ、本店んは西日が強い部屋にあるのよねぇ…
それ故に売りである『クール猫鍋』から『ホット猫鍋』の店にコンセプトが変わってしまったようで開店休業店舗となっている。

一体、どこで経営方針を間違えたのだろうか…??
なもんで本店は飼い主の詰めの甘さが露呈しておる次第です。
まぁ、趣味の店っていう位置付けで絶賛営業中な感じでしょうか。
ちなみになんですが肌寒くなる頃から店舗を盛り上げ赤字脱却する算段でおります。
そんな感じなので飼い主が仕事で不在である日中は立ち寄る気すら起きないらしい本店…

大人気の2号店で真顔で休憩中のふくちゃん。

でもね、それで正解。
今年の夏は犬猫も熱中症の注意を!!とニュースでも頻繁に注意喚起されるほどの暑さ。
「こんな暑い部屋に居ると、ふくちゃん干からびちゃうわ…」
本能的にこれは危険よね…そんな風に感じてくれているようなので一先ずホッとする。
とは言えども、猫は気まぐれな生き物。
もし仮に私の部屋の猫鍋や暑い廊下で寝ていたら救出してほしいと同居する家族には伝えている。
猫は冷房が嫌いな子が多いので暑い場所でお昼寝してて、気付いたら熱中症なんてことも…
尋常じゃないこの暑さは、気を抜くと命の危険と隣り合わせだから注意が必要。
まぁ、その辺は人間も同じなんだけど…

何だかんだ言いつつも人の気配を感じられる場所でまったり過ごす。
構われすぎるのは困るけど構われすぎないのも何だか寂しい。
そうなんです!ふくちゃんは意外と寂しがりやさん。
ひとり気ままに過ごしているように見せかけて実は撫でられ待ちってパターンが多々あるのだ。
いかにもブリティッシュショートヘアらしい性格のふくちゃん。
自立心旺盛なので普段は簡単に甘えてこないのに時々、猫が変わったように急に甘々になる。
ツンとデレを絶妙な匙加減で使い分け飼い主を翻弄する…
魔性の女ならぬ魔性の猫なのです♡

おっと、話がズレてしまったので元に戻してと……
そんな訳で、本店(私の部屋)に置いてある猫鍋は私が居る時間に入っていることが多い。
出没率は少ないけれど、そこは本店の意地ってものがある。
ってことで特別に本店では『金の猫鍋』でスペシャル感を演出しております。
なんてったって、ここが我が家の猫鍋カフェ発祥の地なんですもの!!
猫鍋からの反射を受けて、ほっぺたを垂らし眠るふくちゃんの姿は実に神々しい。
眺めていると何だか、ありがた〜い気持ちになってくる。
何ならそっと手を合わせて拝みたくなる程、神々しい…(どんなご利益があるかは不明)
なんでも、金の猫鍋に入るふくちゃんの姿を見かけると良いことがあるらしいよ!(家族談)
そんな感じで本店は我が家屈指のパワースポットと化しております。(これまた家族談)

猫鍋の反射を受け、神々しさを醸し出す福猫神さま。

そんな感じで今年は、どの店舗(猫鍋)も比較的早い段階から繁盛してる『猫鍋カフェ』なのですが、この1ヶ月の間に新たな展開があったのです。
な、なんと!!
今年は『猫鍋カフェ』を新たに2店舗も増やしたのです。
それも2店舗同時オープンさせるという、敏腕っぷりを絶賛発揮中の飼い主。
あれ!?
今の私ってば『猫鍋カフェ』のプロデュース界においてトップクラスに君臨しちゃってる?
もしかして全盛期のTKの如く凄い勢いで攻めてる感じ?
今や『猫鍋カフェ』のプロデュースと言えば私ってくらい強気です。
まぁ、そんな珍プロデューサーはこの世で私以外に誰も居ないでしょうが…

まずは新たにオープンした4号店というのは、姉の家での役目を終えた猫鍋。
満を持して『猫鍋カフェ』として我が家でリニューアルオープンする運びとなりました。
従兄弟猫のまさおちゃんは、冷えた猫鍋に心を開くことがなかったようです。
まさおちゃんと暮らす前から気持ちよさそうに猫鍋に入るふくちゃんの姿を見ていた姉は
「夏といえば冷えた猫鍋でしょ?」
とばかりに購入したのに全くもって人気が出なかったらしい。
あちらの家の猫鍋カフェは華々しい開店から店じまいまで常に閑古鳥が鳴いておりました(汗)
夏がやって来るたび新たな気持ちで設置するも入らない。
埃も溜まるし、場所も取る。
猫鍋に心を開くどころか、これじゃ心を閉ざす一方で…
てな訳で、我が家がお下がりをいただくことになったのだ!(ラッキー)

お気に入りのツメときトレイに入りおっ広げなまさおちゃん。

不思議なことに同じ猫鍋型でも絨毯で出来たツメとぎトレイは大好き♡
大きくなった今でも絨毯タイプの猫鍋にみっちり納まりウットリくつろぐ。
その姿はエスパー伊東ならぬ、エスパーまさお。
6kg超えの、まさおちゃんにとっては小さな猫鍋型のツメとぎトレイ。
でも彼にとっては憩いの場となってるんだろうなぁ…
かたや、猫鍋型のツメとぎトレイには全く興味がないふくちゃん。
毛が多くぽっちゃりなふくちゃんにとって絨毯は暑苦しく感じるののだろうか?
それにしても猫の好き嫌いやお気に入りのポイントってホント奥が深いもんです。


で、もう一つ増えた5号店目の猫鍋ってのがね、凄いの!
数年前にホームセンターで見かけた時「これはさすがに…!!」って言ってしまったアレ・・
そんな禁断のアレ・・に遂に手を出してしまったの。
その名も『猫鍋ジャンボ』
「これは流石にデカいわ〜!」
「コンビで入るには良さげやけど、ふくちゃんはピンで活動中やし!」
ホームセンターで、そのデカさにツッコミつつも若干引き気味でそんなことを言ってた。
そんな禁断の代物に遂に手を出してしまったのだ。

以前も書いたように、猫鍋が小さく思えてしょうがない。
特に今年のふくちゃんは猫鍋にみっちり詰まっているように見えるのだ。
みっちり詰まりすぎてて本来、売りであろうはずの冷え冷え感を全く感じられないのでは??
それにこの暑さ。
冒頭でも書いた様に熱中症も心配だし…


そんなこんなで、禁断のジャンボを買うにあたりサイズを確認。
ノーマルタイプが約W380×D380×H75mm。
ジャンボタイプが約W450×D450×H75mm
ふむふむ…
それなりにデカい。
てか、かなりデカすぎじゃない…!?
だって、ふくちゃんソロ活動だし…
でもノーマルタイプに入って眠るふくちゃんの姿は見るからに窮屈そうだしなぁ。
シンデレラフィットすぎて、いつか首をいわすんじゃないかと飼い主は心配になるのだ。
猫鍋に合わせてふくちゃんが成長した?はたまた猫鍋がふくちゃんに寄せて縮んでくれたのか?
でもデカすぎても落ち着かないのかなぁ…
そんなことを考つつ好奇心に駆られネットでポチっとしちゃう『猫鍋マニア』な私。

ノーマルとジャンボの大きさ比較

実際届いたブツを見た第一印象は…
うん、やっぱりデカいね。
『ぽっちゃり猫ちゃんや多頭飼いにも』って商品のキャッチコピーも凄いよね…
なんて言いうのかな?寄り添ってる感じがするのよ…
全国の猫鍋LOVEな、ぽっちゃり猫さんたちの強い味方的な。
バファリンと同じくらいに、マルカンさんの優しさを感じた瞬間。
そして開封のため袋をガサガサしてたら例の如く何処からともなく我が家の野次馬が現れる。
猫鍋カフェのプレオープンと同時に迅速にチェックを済ませた後、スルリと吸い込まれる。
ほんの少し緊張してるように見えなくはないけれど、そこは平常心で猫鍋に入ってくつろぐ。
これぞ猫鍋界のトップアスリートのなせる匠の技なのだ。

猫鍋LOVEなぽっちゃり猫さんの強い味方♡

むしろ飼い主の方が平常心でなんていられなかった…
サイズがデカくなり余裕のある猫鍋に入るふくちゃんの姿に懐かしさを覚えたのだ。
子猫時代に猫鍋に入ってウットリくつろいでたあの頃。
まだ猫鍋の使い方も初々しく、スリムだったあの頃のふくちゃん。
そんな、あの頃にタイムスリップできる『ジャンボ猫鍋』
これだけ広々とした空間があれば、ぽっちゃり猫さんも冷んやり過ごせそうなのでおすすめです。
子猫時代を思い出しノスタルジックな気分に浸れるところもおすすめポイントです♡
これならコンビで入れそう!(今のところ予定はございません。)
なので、しばらくはペンギンさんやネズミさんを相方として投入しておきます。

子猫の頃のスリムなふくちゃん。初代ペンギンとエビに囲まれて…
ジャンボ猫鍋に入る現在のふくちゃん。3代目ペンギンとともに…

そんな感じで華々しくオープンした5号店の『ぽっちゃり猫鍋カフェ』
実は数日間、見向きもされず開店休業状態になっておりました(汗)
大繁盛の2号店ばかり(ノーマル猫鍋)足繁く通うふくちゃん。
やっぱ慣れ親しんだ方がいいのかな?大きすぎて落ち着かないのかな??なんて。
5号店は失敗したか…
もはや、飼い主の手腕もここまでか〜なんて肩を落としてたりもしたものです。

しかーーし!!
それから1週間…。
ものは試しにとダメ元で取った行動が功を奏したのです!
大繁盛店の2号店のすぐ横に5号店(猫鍋ジャンボ)を移設したところフィーバーしちゃいました。
わざわざ一旦2号店に入り、その横にある5号店へ跨いで行く。
「ふくちゃんは、ぽっちゃりさんじゃないですから!」
ダイレクトにぽっちゃり猫鍋カフェ』へ通うのが恥ずかしいのか、はたまた認めたくないのか…
段階を踏んで『ぽっちゃり猫鍋カフェ』へ通うふくちゃんを目撃するようになりました。
5号店に入店してしまえばコッチのもの。
何とも言えないホゲ〜と幸せそうな顔をして過ごすふくちゃん。
やっぱり、大きい方がゆっくりできてイイよね♡

冷んやり広々空間で猫鍋の良さを改めて確認する。

今のところ70%を猫鍋ジャンボ、残り30%はいろいろな支店を満遍なく通っているようです。
今年は一気に猫鍋が増えたので、ふくちゃんも涼を取りやすくなったはず。
ふくちゃんみたくぽっちゃりめで猫鍋LOVEの子には『猫鍋ジャンボ』マジでおすすめです!
いくらアルミ製でも猫がみっちりと詰まっていれば猫鍋本体は体温でぬるくなる。
冷え冷え猫鍋の売りの部分が、ぽっちゃりさん故に半減するしね…
その点『猫鍋ジャンボ』は広さも余裕があり暑い日でも冷たさを感じられるので安心できる。
部屋から流れる冷房の優しい風を感じながら、ほんのり涼しい猫鍋の中で転がりながら過ごす。
冷房嫌いなふくちゃんにとって、ちょうど良い夏の過ごし方だろう。
ジャンボ猫鍋でリラックスして眠るふくちゃんの姿を見てると本当に買って良かったと思える。
この夏一番のヒット商品かもしれない。
これで少しでも熱中症対策と快適に夏を過ごしてくれるといいな…

猫鍋の冷え冷え感を確認しながらまったりする。

とは言え、結局なんだかんだ言っては猫鍋ばかり買ってしまう私。
もしかしたら、ふくちゃんよりも私の方が猫鍋LOVE度が高いのかもしれない。
これも『猫鍋マニア』の宿命なのかもしれない。
何かの間違いで人間用の猫鍋ならぬ人鍋が出たりしたら、真っ先にポチッと購入しちゃうんだろうな。
ふくちゃんと一緒に冷え冷えの鍋に入りゴロゴロとまったり過ごす…
そんな夢がいつか叶う日が来るといいなぁ。

それはそうと我が家のように猫一匹に対して猫鍋が複数あるお宅はどれくらいあるのだろうか?
もしおられるなら、その方もきっと相当な『猫鍋マニア』
そんな猫鍋マニアの方と猫鍋談議がしてみたい気もする今日この頃。
そんなこんなで我が家の2022年夏が本格的に幕開けしました!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次